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プレスタ2015感想

1:Final Fantasy Liberi Fatali

 

指揮者の竹本氏が入場し、静まり返った中プレスタ2015FFⅧのオープニング曲で幕を開けた。厳かなコーラスからストリングスが紡ぐメロディへの流れは、聴いているだけでFF8のOPムービーが思い浮かぶよう。元々荘厳な曲だとは思っていたけど、やはりフルオケの迫力はひと味もふた味も違った。竹本氏の楽しそうに、そして演者の方々の盛り上がりを煽るような指揮に「プレスタ始まったぞ!」と思わされた。

 

 

2:ゲームで使われたクラシックメドレー2015Ver.

 

一曲目が終わり、お馴染み企画者の方々の自己紹介と一言コメント。夜公演で名実ともに最後の回な事もあってか、普段ならおちゃらけたコメントをする植松氏や桜井氏もやはり寂しそうな印象。皆さんがあまりにも「これで最後です」を強調するものだから、最後にコメントした竹本氏がついに「ゲーム音楽は楽しいものだからあんまり暗くならないでめいいっぱい楽しんで下さい」とフォローを入れる一幕も。

そして二曲目の曲紹介。「通称パロディウス無双です」と相変わらずゲーム音楽ファンをクスリとさせるコメントを残した桜井氏の言葉通り、クラシックを使ったゲームは数あれど、殆どの曲にパロディウスシリーズのタイトルが出て来て、その度にニヤリとさせられてしまった。ただゲームで使用されたクラシックを演奏するのではなく、そこはゲームっぽくノリノリだったり明るめだったりとアレンジが効いているのがまさにプレスタ!出てくる曲名や作品名を見ていて、そういえばこの曲初めて知ったのはこのゲームだったなぁと懐かしくなった(例によってパロディウスで知った曲が殆どだったけどw)

 

 

3:スーパーマリオブラザーズ 『地上BGM』『水中BGM』『地下BGM』『ゲームオーバー』

 

三曲目はゲーム音楽の代名詞、ゲームをやらない人でも知っている鉄板曲であるスーパーマリオ。最早普遍的ですらあるあのフレーズだけど、これだけ世の中に浸透している音楽って他にも数えるくらいしか無いんじゃないかな? マリオの曲はこれまで何百回、何千回聴いたか分からないけど、いつまでたっても聴いているだけでただひたすらに楽しい。地上BGMと地下BGMがツートップって感じだけど、水中BGMも凄いいい曲なんだよね。同時に水中曲はトラウマ製造機でも有るんだけどw ラストをゲームオーバーのフレーズで〆るのもお馴染みではあるけどやっぱりニヤっとさせられた。

 

 

4:ゼルダの伝説 『メインテーマ』

 

マリオの曲が誰もに対して普遍的なら、ゼルダのメインテーマは「ゲーマーならこれを聴いて感動しない奴は居ない!」と言っても過言じゃない位、ゲーム好きの鉄板曲だと思う。マリオもゼルダも、30年たっても全然色褪せない曲を作った近藤氏は本当に偉大だ…。メインテーマと一括りになってるけど、前後半でアレンジというか原曲として使用してる作品が違う、よね? 前半のゆったりとして壮大な感じはファミコン版のタイトル画面で、後半の勇ましく盛り上がる感じは神トラのフィールド曲がモチーフになってる、はず。どっちも素晴らしいけど、やはり前半で溜めてからの後半のカタルシスがヤバい。神トラやっててずーっと聴いてたはずなのに、これも飽きないというか何回聴いても鳥肌ものだ。

 

 

5:ワンダと巨像 『異形の者達~巨像との戦い~』『甦る力~巨像との戦い~』

 

あのね、ワンダをフルオケで演奏して盛り上がらない訳が無いじゃない。元のゲームもずっと手に汗握ってプレイしてたけど、それを思い返して聴いてる間ずっと手がギュってなってたよ。R1ボタンあったら思わず押してたかもしれない。この頃のゲームミュージックになると元々オケで演奏してる曲とか、それに近い内容で作られてる曲も多くなってきて「うわーオーケストラアレンジが凄い!」って感じよりも「この曲生で聴けるなんて幸せ!」って別ベクトルの感動がある。それでもやっぱりプレイしてる時の感じとか、ゲーム画面が頭をよぎったりするあの感覚が味わえるのがゲームミュージックの変わらない楽しいところ。

 

 

6:エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー 『ZERO

 

オーケストラ、ソプラノ、コーラス、そしてアコースティックギター!これだけ完璧に揃ったZEROを生で聴くことが出来る機会が果たして生きてるうちにあと何回有るだろうか? 俺は多分この日その貴重な一回を消費してしまった。でもここで消費しなきゃいつ使うの!?と言えるくらい完璧なZEROを楽しむことが出来た。こんなの聴かされたらもうサントラじゃ満足できないじゃないか、どうしてくれる!(色々大変だとは思いますがプレスタのCD出して下さいお願いします)

 

 

7:聖剣伝説 Legend of Mana 『Legend of ManaTitle Theme~』『ホームタウンドミナ』『滅びし煌きの都市』『彩りの大地』『Song of ManaOpening Theme~』

 

あぁ…何回聴いても聖剣LoMの曲は心に響く。プレスタで聴くのは3回目、全部で4回参加してるから、ほぼ全ての回で聴いてるし、正直聴く前は「またか…その分違う曲が聴きたいなぁ」と思ったりもしたけど、そんな風にちょっとでも考えてしまったことを下村女史にただひたすらに詫びたい。出来ることならもう一回、いや、一回と言わず何回でも聴きたいです、ハイ。タイトルテーマ、ホームタウンドミナ、滅びし~、彩りの大地、そしてソングオブマナって…泣くわ!何回聴いても泣くわこんなもん!ホンマに下村陽子女史は偉大だ。そしてその曲を完璧なオーケストレーションにして三回も届けてくれたプレスタは偉大だ。

 

 

8:俺の屍を越えてゆけ 『花』

 

休憩を挟んで第二部一曲目は、俺屍のテーマソングである『花』 しかも作曲家でありボーカルを務めた樹原涼子さんご本人によるピアノと歌という豪華な布陣。花は曲としては好きだけど、正直オケはどうなの?と思ってましたが、編曲の妙かうまい具合にマッチしてました。元々曲と歌詞の力強さがすごいだけに、生で聴くと入り込んじゃうね。休憩で若干だれた集中力を一気に持って行かれた。

 

 

9:リズム天国 『忍者』

 

ここで一旦箸休め。「え?リズム天国をオーケストラで?」と思っちゃうけど、こういうのをしれっと入れてくるのもプレスタのいいところであり懐の深さだと思う。実際のゲーム内容を元にした企画者の方々と観客とのバトル()もゲームをコンセプトにしたコンサートだからこその楽しみ。何よりノビヨ師匠が楽しそうだったので何よりです。昼の回では一体何があったのか?w

 

 

10:エルシャダイ 『エルシャダイのテーマ』『悠遠なる天地~イーノックのテーマ』『悲壮なる叫び』

 

エルシャダイの楽曲って甲田氏だったですね、恥ずかしながら初めて知りました。ゲームはちゃんとプレイしてなくて、例のPVの曲って印象しか最初は無かったんだけど、実際じっくり聴いてみると何じゃんこれ!超いい曲じゃないか!!演奏前のトークで甲田氏が説明してた独特のフレーズも確かに特徴的で、とても耳に残った。しかしやはり全てを持って行ってしまったのは途中で乱入してきたルシフェル(タダ見) 惜しげも無く時を止めるから演奏者の方々(特にコンマスの人)が大変そうだったじゃないか!何かそれらしい良い事を言って去って行ったけど、タダ見なのが気になって殆ど頭に残っていない。あ、ちゃんと曲は残ってますよ?

 

 

11:ゼノブレイド 『メインテーマ』『ガウル平原』『機の律動』『伝説の勇者リキ』『燐光の地ザトール 夜』『名を冠する者たち』『敵との対峙』

 

来たぜゼノブレイド!2013年の人気投票で1位を獲得した最早ゲームミュージックファンでゼノブレを知らないのはモグリと言っても過言ではない名曲の数々!非常に分り易くて恐縮ですが、メインテーマとガウル平原と名を冠する者たちが好きです。ガウル平原の壮大なオーケストレーションもいいけど、名を冠する者たちの巨大なオケの中で暴れるエレキギターも、機械と戦う主人公を暗示しているようでカッコ良かった。オケの中にエレキとか別の楽器を突っ込むと、レベル調整とかがイマイチでどっちかが残念なコトになるのが多い気がするんだけど、プレスタはその辺丁寧にやってるみたいでちゃんと調和してた。そういう所からもプレスタのクオリティーの高さと偉大さがヒシヒシと伝わってくる…

 

 

12:MOTHER 『POLLYANNA (I BELIEVE YOU)』『BEIN' FRIENDS』『EIGHT MELODIES

 

まずゴメンナサイ、MOTHERはプレイしてないんですよ…(2はやってる) なのでマザーの曲はスマブラで知ってるレベルのニワカであります、ハイ。いや、スマブラとか他の媒体で聴いて、すごいいい曲だなーとは常々思ってたんですよ。エイトメロディーズとか凄い好きだし。今回もメロディちゃんのボーカルは可愛いしい、曲はメロディアスだしでずーっと聴き入ってましたとも。でも多分実際エンディングを迎えた人の半分も感動を味わえて無いんだろうなぁと思うと、演奏がとても良かっただけに残念というか惜しいことをした気がする。それくらいマザーにとって音楽、メロディは大切な要素なんですよ、それくらいは2プレイしてるから分かりますとも! なので帰ってきて早速VCMOTHERをダウンロードしました。ちゃんとエンディングを迎えられたら、今回の公演を思い返して俺も泣けると思う。

 

 

13:クロノ・トリガー/クロノ・クロス 『エピローグ~親しき仲間へ~』『クロノ・トリガー』『カエルのテーマ』『魔王決戦』『RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~』『遙かなる時の彼方へ』『CHRONO CROSS~時の傷痕~』

 

最後の曲にクロノシリーズを持ってきた段階でもう勝確というか、企画者の方々や演者の方々には悪いですけど、このプログラム見た瞬間に「はい、今回のコンサートは成功!」と思ってしまった。だってクロノですよ? なんだよのっけからエピローグって…泣かす気か!? クロノの曲はもう全部好き!頭悪い感じだけど全部好きだからしょうがない!始まりを感じさせるクロノ・トリガーとか、世界一カッコイイ両生類ことカエルのテーマとか、聴く度にスタッフロールとエンディングムービーが脳内再生される遙かなる時の彼方へとか、多分オケじゃ無くて原曲流されても感動する自信有るわ!ただ惜しむのはクロスの曲が少なめな事かなぁ。クロスも賛否あるけど、曲は間違いなく良いんだよなぁ。

 

 

アンコール:プレススタートさよならメドレー

 

全13タイトルの演奏が終了し、拍手の中企画者の方々が登場。この時点で演奏への満足とアンコールへの期待、そして最終公演という独特の興奮によりかなりの盛り上がりに。アンコール前に企画者の方々が出てきたので若干あれ?と思ったけど、そこで行われる掟破りのアンコール曲発表!そして演奏される楽曲も掟破りのゲーム音楽てんこ盛り、プレスタの歴史を追体験出来る『プレススタートさよならメドレー(通称:許諾地獄)』 こんなの盛り上がらない、感動しないわけがないじゃないか!!

いかんせん曲が多すぎて、曲順やタイトルなどうろ覚えなんですが、ほぼ全てが聴きたかったあの曲、感動したあの名作でした。なので思いつく限り記憶に残っているタイトルを並べてみます

 

ICO:ワンダも聴けてその上ICOの曲まで聴けるとは、そんな日有るか!?

ポポロクロイス物語:ポポロは泣ける。曲が聞けて俺も涙がポロポロだよ

Ys:ぶっちゃけここで聴けるとは思わなかった。出来れば2の方も聴きたかったけど、さすがに贅沢な悩みか…

スマブラXXのメインテーマはスマブラ曲の中でも特別なんですよ!

サクラ大戦:まてまて、ここでサクラ大戦出すか!?オケで演奏させるか!!?しかもちゃんとコーラスで歌入ってるし!!

キングダムハーツ:あのね、光をオケで流すな、感動するじゃないか!!

WILD ARMSセカンドイグニッション:絶対に飛ばせないOPキタコレ!いつかは歌入りで聴きたいんだよなぁ…

スペランカー:先生、メドレーでただでさえ曲の時間短いのにその間でしれっと死ぬのやめてもらえませんかねぇ?

ファイナルファンタジーⅨ:Melodies of lifeはやめろぉ…涙腺にくるだろ

ペルソナ4:4は好きです。聴けると思いませんでしたけど4は好きです。

大神:企画者が俺を全力で泣かしに来てると確信した瞬間。

ファイナルファンタジーⅩ:FFの曲を演奏するのはいい、しかしなぜイチイチ名曲をチョイスするのか?

Newスーパーマリオブラザーズ:NewにはNewの良さが有る。マリオの曲を聴けばゲームミュージックの歴史が分かる。

朧村正:ベイシスケイプ!ベイシスケイプじゃないか!!朧村正も何気にカッコイイ曲多いよなぁ

星のカービィ:カービィは可愛い。曲もポップだ。なのにオーケストラにもマッチし、しかも感動的になるのはなぜなのか?素晴らしい。

ファミコンディスクシステムの起動音:え?!これ挟んでくるの!!?

ポケットモンスター赤・緑:間違いなく俺の青春時代に食い込んできた一作。元祖赤・緑なのがまたイイ。

428~封鎖された渋谷で~:近年のアドベンチャーゲーム再興は思い返せばこのゲームから始まったんだよなぁ。

ニーア・レプリカント/ゲシュタルト:ニーアも名曲揃い。2013でも聴いたけどもっと聴きたい!

ゼノギアス:元祖ゼノ!光田作曲作品は何故こうも伝説的になるのか?まぁ曲が良いからね、仕方ないね。

ファイナルファンタジーⅪ:Ⅺの曲で一番好きなRonfaureがまた聴けるなんて!

新・光神話パルテナの鏡:初期化爆弾!初期化爆弾の恐怖じゃないか!!演奏とゲームプレイのコラボ懐かしいなぁ

イーハトーヴォ物語:よりによってここチョイスするか(もちろんいい意味で)もう絶対オケで聴けない名曲。いつか、いつかゲームもプレイしたい…

スマッシュブラザーズfor~:Xだけでなくforシリーズのメインテーマまで!去年聴いたけど何回聴いても盛り上がる!

討鬼伝:ゲームちゃんとプレイしてないんですゴメンナサイ。去年も思ったけど曲がすごい盛り上がるよね、イイ!

ファイナルファンタジーⅩⅢ:閃光ぉぉぉぉぉぉぉ!最早FFを代表する名曲と化したなこれも!

 

…ふぅ。何か抜けが有るような気もするけど、並べてみて改めて楽曲の豪華さに恐ろしさを感じた。やはりプレスタは偉大だった。

 

これだけ一気に演奏されて、聴いてるこっちも盛り上がりが収まるわけもなく、今回は凄い長い間拍手が鳴り止まなかった。日本では珍しいスタンディングオベーションしてる人も沢山いたし、会場全体が感動していたのが企画者の五名の方々にも伝わったと思います。途中で会場から花束を渡しに行った人が居たけど、一般のお客さんかと思ってたらあれイトケンさんとかゲーム関係の作曲家の皆さんだったんだね。会場ではよく見えなかったけど後で知ってビックリしたw

 

10年の歴史に幕を下ろす最後の公演ということもあり、演奏された楽曲もかなり力が入っていたと感じた。演奏のクオリティーも高く、最後のさよならメドレーは間違いなく数あるゲーム音楽コンサートの中でも伝説になる内容だった。

このような素晴らしいゲーム音楽の祭典が終わってしまうのは、ゲームファン、そしてゲームミュージックファンとしては寂しい限りだけど、企画者の方々がしきりに言っていたように、これからの世代がまた新しいゲーム音楽コンサートを、そしてゲーム音楽そのものを盛り上げてくれること、プレスタを超えるゲームミュージックコンサートが開催されることを心から願っています。

俺は4年分しか参加していないけど、企画者の方々は10年間本当にお疲れ様でした。そしてこれだけ古今東西のゲームが集まる年に一回のお祭を作り上げてくださって本当にありがとうございました。プレスタに参加して今まで以上にゲームミュージックが好きになったし、知らなかった多くの素晴らしい楽曲に触れることも出来て、前よりもずっとゲームファンになりました。

もし何年か先、プレスタが復活する事があればまた絶対に参加します!

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今年読んだ本ベスト(暫定)「know 野崎まど」

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秋山瑞人  …順不同、思いついたら追加予定
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